第2回「felt」

このコーナーはおいらが

少しマニアックなロックについて語り、カオスなロックで

どんどん読者を毒していこうという

コラムでやんす。

 

第1回はロックとは別に、

怒りみたいなのを文章にしてみたけど、これを読んでくれたメニアックな読者にとってはどうでもいいことでしたね。

 

と、いうことで、

今回からちゃんとメニアックな

ロックの話をしますよっと。

メニアックだから、

そんなに語れないかもしれないから、

紹介程度です。

 

第2回はこれだ!

はい、feltです。おなじみの1971年のfeltです。

この名前を聞いて、イギリスのオルタナバンドで、

プライマル・スクリームとは縁がある

フェルトではなく、こっちはアメリカのfelt。

 

むしろ僕はこっちを先に知りました‼

んで、色々feltについて調べてたら、

felt(uk)とfelt(us)との情報が混在して

「え?マーティン・ダフィってプライマルじゃん!」

って、思っちまったぐらい、felt(uk)の情報に翻弄された。

イギリスフェルトは1979年からで、

そっちは全く知らないのでスルーします!!!!!

 

さて、もうイギリスfeltの話はいいとして、

アメリカの当時の若者が作ってしまったこのアルバムは

まじでカオスの入り口にふさわしいと思う。

 

まず、1曲目の「Look At The Sun」の出だしで、

とてもナイスとは言えないピアノと、

これまたナイスとは言えないMyke Jacksonの

「ルーカットゥサーン↓↓」って声とともにはじまります。

サイケにはまっていた僕は、

まじでガクッってなったよ、まじで。

 

ぶっちゃけこの年代の海外のロックンロールは変に中性的というか、

とてもタマ〇ンがついてるやつがやるロックではない(ものが多い)。

は?ジョン・レノンのまね?って思ったもん。

ただこれはロックンロールに限ったことでもあって、サイケやプログレとかは、普通に盛り上がってたんだよねぇ。

 

でも、ビートルズのリボルバーってアルバムが

サイケデリックロックの始まりって書いてるの見て、

「は?ないわ~」って思うんだけど、

この気持ち、わかる人いるのかな??

どうでもいいか。

 

実は、

ギタボのMyke Jacksonは当時17歳で、楽器全部できた天才が遊びで作ったアルバムって噂。

2曲目の「Now  She's Gone」を聴けばわかると思う。

 

いやごめん、絶対わからない!

わかってたまるか!

このアルバムのすごいところは、

そのわからないところにある。

バンドとしての特色とか、方向性とかが、1stアルバムなのに、まったく感じない!!!!!

 

ってか、そんなのどうでもいいんだよ

マイク少年にとってわ。

やりたい曲、

やりたいことを全部ぶちまけた、

ぶちまけちまったんだ、

それも1stアルバムで!!

 

えっちなビデオなら、

最初の予告で全部済ませちゃった的な?

すげーもったいないじゃん!?

でも、そんなの関係ねぇ!

ぶちまけようぜ!!

ってんで、田舎の小さなレコード会社からリリースされたのだ。

 

このアルバムじたいのジャンルを

人間が定義付けするのはかなりむずいとおもう。

なに?ブルースサイケデリックポップ

オペラプログレッシブアートアシッドジャズロックかな?

 

クソだ、ジャンルなんてくだらねぇ!

パンクの前に「青春」なんてつくぐらいどうでもいい。

とくに日本人は定義付けしたり、多数決で動いたり、何でも人任せにしたがる。

無意味なことや、人と違うことするやつを批判したがる。

おらぁ、楽しければそれでいいと思うで!


このfeltのマイク少年のように。

っと、ファッキンキザな言葉を吐き捨てたところで、実はこのfelt。

 

スタジオミュージシャンが集まって遊びで作ったアルバムって話もある。それぐらい謎の多いバンドだけど、僕はマイク少年、天才説を推すよ。かっこいいから!!


あ、2曲目の話ね、


もうね、訳わからん。

1曲目でジョンレノンをオマージュしたかのような曲をやったのに、次はマイク少年がギターソロに被せてギターソロフレーズ唄います。


え!?

もう1度言います。

ギターソロを歌います。


分かりやすく言うと、

ブランキーの赤いタンバリンの

あの有名な出だしを

ベンジーが自ら

ジャンジャンジャジャジャ

ジャンジャンジャジャジャって

ギターパートを歌うイメージです。

想像できました?

「だせぇ」って思った?

ここでマイク少年はどうでしょう。


いたって真面目です!

マジくそ真面目にギターソロ唄います。

ソロってか、あれはリフか?

でも、これがマジでいいんだよなぁ

2曲目で僕は思うんです。

「サイケだ!」と。

たぶんサイケじゃないんだけど、

どうしてもフラワートラベリンバンドのSatoriパート2を連想してしまう。


ギターの音に限りなく近い、

ジョー山中のハイトーンボーカル。

ジョー山中を連想してしまっただけで

マイク少年とは全くの別物だけど、

サイケにはまっていた僕はテンションぶちあがり。

その変なリズムを貧乏ゆすりで刻みながらズボンをおろそうとしたとこで、また、マイク少年が歌い始める。


この瞬間、世界で僕しかこのマニアックな曲を聴いていないんじゃね?って思ったし、人には教えたくない宝物を発見してしまった感じがした。

今これを書いてる時はなんとも思ってねぇけどな。このアルバムじたい、スゲー評価高いもん、実際。


2曲目にして書くこと終了。

全曲紹介とかやると僕が大好きなロックンロールバンドのボーカリスト平田ぱんだ氏がやってるコラムの真似になっちまう。

どうせ平ぱんさんが見ることはないけど、そこは線を引くよおいら。影響されたのは確かだけどね。



ってな感じで唐突に終わる。

次回もこんな感じでいこうと思う。

最後にyoutubeにフルで落ちてたfeltをのせてもらいます。僕が持ってるのはリマスターされたCD版。レコードは6万とかもっとするのだよ。今のyoutubeすげ~な。CD出さなくても聞けるじゃん!


 

では、ファッキンアデゥ~