第4回「kestrel」

はぉーケイスケです。

第3回で紹介したNirvana聴きました?まだな人はシクヨロです!


僕としてはそこまでメニアックではないかと。けっこうアルバムでてるし、普通にネットで買える。ただ、1stと3rdはあんまり出回らないかと思います。1番出回ってる2ndのAll Of Usがいかにクソ盤だってことかな。

※個人的解釈Death!


前回の記事を書いてからも1stのLPしかり、せめてCDを探しまくってるけど、全くみつからない!サイモン少年は愛されてるなぁ~。


今回はちゃんと持ってるやつです。


ただ、LPとなると、目撃したのは半年ほど前に海外サイトで、しかも12万売却済みでした。12万だぞ!?ファッキンブルシット!!


ってことで、前回は前置き長かったので、今回はすんなりいきます!


今回もナイス~な、

アルバム持ってきましたよ!

1975年マニアックプログレ名盤!


それでは、

第4回、カオスの入り口へ


レッツ!ティロ・フィナーレ!!



はい、完璧にティロフィナったね。

今回もご機嫌なティロフィナり方ができました。


「kestrel」(ケストレル)といいます。これを読んでる人で、この年代のマニアックなレコード収集家いたら、このレコードがどれほどいいか、そして高いかわかるはずでしょ~

もしこのメニアックな記事を読んでる収集家がいましたら、Twitterにリプライください!


さて、これが出回った75年というと、

ロックンロールどこ行った?

なんか化粧してクネクネ踊ってるやつがでてきたぞ!?

ポールマッカートニーがアルバムだすって!?そのポール、日本に入国できないっぽい。

ジョン・レノン、今さら「ロックン・ロール」なんてタイトルのアルバムだして、ラブ&ピースどこいった?

って感じの時代です。ロックンロールに限っては。※個人的なアレです。


んで、盛り上がってたはずのプログレが、キングクリムゾンのスタンド能力によって、マジでキングクリムゾンした74年、そしてその後、まさかの75年にブリティッシュでプログレ・ポップなバンドで勝負を仕掛けたのは


Dave Black!


拍手!

スタンディングマスターベーション!

略して、スッタマベ~



ありがとうDave Black!

これ聴いてる人は絶対誰よりもオシャレな気分になれるよ!やったねデイブ!友達が増えるよ!

ってな具合で茶番はさておき


正に喧嘩上等!まだ終わっちゃいねぇぞ!っと言わんばかりに、ほぼ全てソングライティングしたわけだ。


しかし、プログレがどうのこうの言っときながら、僕が70年代のサイケロックとやらに興味を持っていて、

ファズ最高とはしゃいでいた時に聴こえてきたプログレは、一言で言うと「音がデカイ」そして「うるさい」ってイメージだった。※個人的なアレ


このアルバムのジャンルはプログレらしいけど、普通に聴きやすいし、むしろポップスだよね?カフェでも流せるぐらいポップス。


染み渡るって言葉が似合うぐらいに血液に浸透して、ダイレクトに心臓にきます。

最初のギターできますね、1発で。


まずはこのジャケットから見ていこう。あぁ、今回もなんだかんだで長くなりそうだ。

まず、最近CDなんかの媒体が売れないせいで今の若者は「ジャケ買い」なんて言葉浸透するのかな?ジャケ買いとは、中身を聴かずジャケットの雰囲気だけで買ってみることだな。


これをえっちなビデオに例えればだな、パッケージの後ろすら見ないで買うことだ。YouTubeみたいなのが進歩してCDを手に取ることすら薄れてきているから、ジャケ買いなんてしなくなったけどね。


そしてこの「kestrel」がまさにジャケ買いの中では超大当たり級。これをジャケ買いした日本人は早く誰かに伝えたくなったでしょう。


このアルバムは第2回のfeltを聴いたときのように、こんなスゲー曲を聴いてるのはたぶん世界で僕だけだろうと思わせるんだよ!こいつは!圧倒的オシャレ感、マニア好みの絵、聴いたらクソカッコいいんだもんな。


そうだなぁぶっ飛んでるけど真面目なポップだから、タレントでいうと、

「にこるん」にしよう。

そうだな、ケストレルはマニアックなロック名盤界の「藤田にこる」になりました。

聴いたことある人はなんとなくわかるはず!

真面目に仕事する派手な若い子!


長くなるけどジャケ買いの話するよ。

僕が最後にジャケ買い成功したときは、高円寺に住んでたときのレコード屋かな?あれは。


当時から毛皮のマリーズが大好きで、ボーカルの志磨さんが昔バイトしていたという「ヨーロピアン・パパ」というレコード屋の前をわざわざ通りたいから、その先のボロアパート借りたんだよ。


ある日の帰りにヨーロピアン・パパ寄ったら、ガラスケースに「ザ・シロップ」の1stがあったのをジャケ買いした。


家に帰って聴いたら、床がはしゃいで抜けそうになるぐらいの衝撃で、すぐシャロウズ奥山さんに聞いたんだよ。そこからハマったなぁ~。


これがそのジャケットっす。

なぜ当時このジャケットに眼をひかれたのは謎だけど、きっとその時のインスピレーションなんだろうね。


ザ・シロップは名古屋の大須のバンドだが、ドラムの松石ゲルさんは高円寺に度々くるっぽい。日本せめーー。


ジャケットの話はこんな感じかな?みんなも中古のレコード屋でジャケ買いするといい!

間違ってもエグいザイルやアイドルは買わないだろう。

1つ300円~500円の宝箱クジ!当たりかどうかは貴方次第!ってな具合。

そろそろ曲いくぞ!

むしろ曲行けば終われる気がする!このストレス発散に近いマニアック名盤ぶちまけ紹介コラムは!

ファーーーーーッキュ。


さてさて、今回も僕が1番好きな仮面ライダーのサイトから曲目リストをとんずらしたぜ!

スクショの便利さといったらヤバいな!


この曲目リストはプラスチックケースに入ったリマスター版だな。リマスター版は日本未収録の曲が入ってる2枚組。僕はこれじゃなく、いまではあまり流通してないオリジナル紙ジャケの輸入盤。紙ジャケのほうがいいよ。


何故かって?曲説明に行くぞ!


オリジナル版は全部で8曲、August Carolまで。しかしリマスター版は音をリマスターしただけでなく、せっかく芸術性にとんだ曲順と世界観をぶち壊してる!


このアルバムはだんだん聴きやすくなるんだよ。耳が慣れてくるとかじゃなく、プログレ・サイケデリックなギターサウンドやボーカルが、徐々にポップスに変化していく、これは音楽のアハ体験さ。


1曲目 The Acrobat

来ました。まさに1曲目にふさわしい自己紹介ソング。歌詞はわがんね。ただ、最初の爽快なチョーキングギターが全て。この1曲目は、あの「キュ~ーーーーン」が全てで、それ以上でも、それ以下でもない。開始28秒のギターソロで1曲目は1度終わる。


んで、めちゃくちゃ気持ちいいボーカルやブイブイなるベース、やっぱギターか、あとわかんない楽器も使ってる?かも。


またギターソロで1曲目が終わる。

えぇっと、めちゃくちゃシンプルな構成だから予想しやすいけど、この1曲目だけでも緩急が凄い。ギターだけでみてもそうだし、ボーカルの唄が最高。途中の「ワユゴナユーベードゥー」ってことも渋いんだよ。マジで。でも6分はなげぇよな。

この曲はDave Black だな。はい。


次だ。次。

はい、もうラスト曲いきます。間の曲は聴いてくれ!いままでは聞かなくてもいいアルバムだったけど、これは聴け!って言いたい。


お前らだよ、お前ら!

僕やこれからの若い奴らを踏みにじろうとしてるお前らに中指立ててるんだよファッキン。気づいてねぇってのが1番だせぇよ。

そんなことより。


さ!ラスト曲「August Carol」

もう、最初からいきなりここに飛んでくるとホントに間に何があった!?って感じるよ。だって、もうポップスでしかないもん。プログレ感なしのブリティッシュ・ポップス。


しかも超オシャレなニュイな感じさ。ただドラムのDavidはちょいちょい出す素振りはする。出すってのは射精的な意味だよ。だってロックンロールだもん。

「ここで出すぞ!いいな!あぁー!

でねぇじゃねぇ~かーーー!

クソ~ーーー!」

っという気持ちで聞けば、彼のドラムがいかに窮屈なものかがわかるでしょう。


逆に言えば、ホントにDave Blackのバンドって感じで悪くはないが、首輪つけられてるドラムなんすよね。

今!ってときに、ギターソロきたりするし、そのギターソロで曲がフェードアウトして終わる。


僕は何故このアルバムが8曲でいいかと言うと、そういうバンド背景全部見えちゃう感じが息苦しいかな。解散したのもDave Black が違うバンドやるからだったらしい。


最初の28秒のギターでケストレルが始まり、最後は自分だけ消えるようなDave Blackのギターソロでフェードアウトする。


こんな最高傑作あってたまるか!!!!

ジュディマリのベストを越えるのか!!

オアシスの1stやレディヘのパブハニ!

1stアルバムってことならマジで肩並べてるぞ。

1stアルバムでバンド全部をやりきったバンドいるか!いままで紹介した奴らとはまるで違う。欲望や妄想とかじゃなく、才能の塊をぶつけてくるんだな。しかもとんでもないスピードさ。


そういうビッグバンドになってたかもしれない、デイドリームなニュアンスが44分に込められてる、ビッグになるべくしてなったDave Black と置いてきぼりにされたそのメンバー。


最高だ。このアルバム語るのに言葉いらないかも。意味なく書いたこのコラムだけど、誰かがこれ読んで、下に貼ってあるリンク聴いてパンツを下ろそうものなら、この意味のないコラムも意味を持つのです。


このコラムを読んで、もう1度ジャケットを見ろ!さっきと見方が変わったろ?


このジャケットの男性はDave Black なんじゃない?日本には「天狗になる」ってことわざがあるけど、海外的な意味で似たような意味が込められてるかも?


信じるか信じないかはあなた次第!

略して、しんあな!


今回はラストの文章頑張った。


次回はもう決まってます!

The MilleniumsのBegin。これ最近みつけてすぐ買ったんで、その喜びも含めてファッキン。


サラダバ

Kestrel -kestrel 1975

https://youtu.be/wApd9eRupMA