第6回「aiko」後編

おっはよーーーーーーーーー!

イシタケイスケだよーーー!

と、輝夜月並みにテンションをぶちあげて深夜にこれ書いている。

前回aikoの花火について書いてから、だいぶ時間もたった。深海冷蔵庫とあともう1曲は何がいいか、ずっと考えていた。

この記事が連載される頃には、決まっているインタビューやライブ告知の掲載は終わっているはず。

飯を食ったり、酒を呑んだり、全くコラムと関係ないことをしまくっても答えはでなかった。

 

しかし、先日、同日に2件のライブを観に行ったとき、お酒も入っていたせいか脳内では、aikoの「かばん」がグルグル回っていたので、やっぱり初志貫徹、かばんに決定です。

 

今回は、aikoの「かばん」と、

「深海冷蔵庫」を語っていくよ!

 

では、いくいく~~~~!

かばんは、15枚目のシングルでぃ。

 

なんといってもサビが特徴だよね。

あのメロディ。

曲全体でみると、サビだけは別で作ったのかな?と思ったりもしちゃいます。マジで難しいよ。カラオケで歌った人も記憶にはない。

何?この下がってくサビのメロディ。

 

それなのに曲全体としてはロックンロールだ。なんでかそんな気がして、このコラムを書くと決めて色々と調べてみた。

 

すると、プロデューサーに

「島田昌典」

という名前を見つけて覗いてみたら、なんと!島田昌典氏のルーツはビートルズだった!

感覚的に、直感的にロックンロールだ!って思っていたことが確信に変わって鳥肌がたった。

身体に電撃が入った。

ロックンロールだから最強です。

異論は認めません。

だってロックンロールなんだから、仕方ないんです。

それ以上でもそれ以下でもなく、ロックンロールだから仕方ないんだよ。

曲についての理論とかはわがんねぇし、そんなことはどうでもいいので歌詞を見ていこう。

「大きな鞄にも、この胸にも収まらないんじゃない?」

大きな鞄はわかる、でもaikoはBカップなので大きくはありません!っという単純な歌詞ではないのです。

 

片思いの相手に好きという気持ちを伝えるのは本当に勇気がいることで、それは年齢問わず。そして、正直になればなるほど泣きながら、笑って話をするような純粋なaikoの胸は、カップ数なんていうジャンルには収まりません!むしろ、僕はオ胸には興味がありません!

 

これを読んでいるマニアックな男性は、泣きながら告白されたことはあるかい?

僕らにはわからない女心をaikoがわざわざ書いてくれているじゃ~ないか!

 

だからと言って、

理解できるわけはないのだけれど。

「今泣きながら、笑いながら話すからね。聞いて」ってとこが正にそうなんです。aikoはこの歌詞をとても気に入っているようで、実際本人もこうなんだとか。

クッソ可愛いな、オイ。

「あたし、あなたと知り合うまで何をして生きて来たんだろうか?忘れてしまいそうな位」

来ました。かばんの歌詞で一番のaikoのラブフレーズ。それまでの人生、彼と出会うまで全てが無駄だったと言わんばかりのキラーワード。ありがとうございます。

 

僕が最も尊敬するロックンローラー「志磨遼平」氏は、『週刊少年ジャンプのように、友情・努力・勝利と似ていて、ロックンロールで歌うことは、愛だの夢だの希望ぐらいしかない』と述べている通り、aikoはこのロックンロール3拍子を完璧に、どの曲にも全て歌詞に込めている。

aiko万歳。

 

かばんでも、この次に話す深海冷蔵庫でも僕が言いたいことは共通してて、aikoの気持ちが綴られた歌詞に注目して、もう一度聴いて欲しい!ってことです。

 

では次!

「深海冷蔵庫」

この曲はアルバム「彼女」の5曲目です。

 

僕は、いままで自分で作るコンピとかは、5曲目には最高のナンバーをもってきていた。

昔MDとかでマイベスト作ったとき、自分の中で曲に背番号つけたりしなかった?

1曲目は当然キラーチューンだが、

5曲目となると、野球でいう背番号4番、サッカーでいう7番、バスケだと5番だな。バスケの5番っていうところがミソ。

とにかく、副キャプテン的ポジションだってことです。

 

「花火」「かばん」という名曲かましてきたのに、は?そんな曲知らねぇよっと思うリスナーもいるでしょう。でも、aikoジャンキーなら当然知ってる。

これは隠れた名曲。

いや、'隠された名曲'ですね。

僕はシングル以外なら、この深海冷蔵庫がアルバムに収録されている曲の中で1番好きだ!

 

まず、歌詞はとりあえず置いとく。

最高だから後回し。

それと、最後にとっておくという伏線を敢えて自分で言っておく。

僕は好きなものは最後にとっておくタイプのボーイなのさ。

 

メロディーだよメロディー!

なんて盛り上がらないAメロなんだ!

なぁに?最初の出だし。インディ風、ベッドルームポップ風の短いイントロから始まり、「卵を割ってかきまぜる~」から、Bメロまでのメロディーが複雑だ。とにかく暗い。

床にベッタリうつ伏せして、冷蔵庫の音をずっと聞くような暗さだ!

 

バックで流れている伴奏は、、、

うん、普通だ。

いたって普通だ。

とても普通に聴こえるぞ。

ドラム、簡単だ。ピアノ?簡単だ。

この伴奏からなんでこのメロディーになるんですか?改めて聴いたら笑ってしまった。

 

しかし、不思議なんだけどさ~、この違和感は2番には感じないんだよねぇ~、これはサビからのバンドインのせいなのか?わかんねぇ!わかんねぇぞ!でもカッコいい!

 

ドラムも超簡単だし、曲が進むにつれてどんどん盛り上がっていく。

どんどん立ちあがっていく!

立て!立つんだaikoーーーー!

1番終わって、ようやく四つん這いだ!

 

ただ、ボーカルは最初から声量任せに唄うと、世界観がぶち壊れるので注意。

声が通りにくい人は、声っていう楽器を小さく遠くまで届けるように頑張ってください。よくわかりませんけど。これができないと下手くそにしか聴こえません。このメロディーのせいで、知らない人は音痴と勘違いするね。

2番終わって、ようやく中腰ってとこ。

 

しかし、ラスサビはヤバいぞ。

ボーカル、いままでよく声を溜めてきた!さぁ!解き放て!

待ってました!最高のaiko節炸裂。

立った!aikoが立ったーーーー!!

中腰からスゲー勢いで立ちやがった!

 

この曲の良さは最高のラスサビにある。正確にいうと、ラスサビのために用意された序章が4分ぐらいあるってこと。

 

これはビートルズがやっている仕掛けで、最初からぶちあげるのではなく、徐々に聴かせて、最後の最後に曲の1番伝えたい部分をぶちかますやり方だ。確か、このことを言った名言もあったはずだ。

「弾は1発でどうのこうの・・・」

違う!それはゴルゴ13だ!

 

よし、誰が編曲に関わったか調べてみよう。

 

「島田昌典」

 

・・・やっぱりだ!

やっぱりそうじゃないか!

やっぱりここにもいたぜ!

最高のロックンロール大好きマンが!

 

ホントすげーよ島田昌典氏。。

脱ちん。

ごめん、まだ出してない、出すには早すぎる。むしろ出さねぇよ!

 

さぁいくぜ、

兄弟、最高の歌詞についてだ!

 

ってか前後編にわけたのになげぇよ。

前置きや余計な話はせずにいく!

深海冷蔵庫は失恋ソングだね。

花火の歌詞はいろんな考察があったけど、これは僕も失恋ソングだと思わざるをえない。

 

まず、歌詞に出てくる

「卵は腐らせる前に食べてしまおう」

「口の中がざらざらになる前に味がなくなったガムは捨てよう」

これは、世間一般的に常識的で、考えるすべなくほとんどの人間がとる行動。

 

「彼と別れたから忘れよう」

という発想が正にタイトルの深海冷蔵庫。思うのは簡単だけど、そんなの大失恋をした後に簡単に忘れるなんてできるはずがない!

 

さっき話した、冷蔵庫の音を聞くぐらいベッタリと床に張り付くような暗さが曲の最初に表現されてます。

曲が進むにつれて、歌詞も少しずつ明るくなり、歌い方、表現も明るくなっていく。これをaikoは、

「暗くて光させも遮ってしまうような、青いのかすらわからない深海」

からの浮上を声・詞・音で表現してます。

歌詞にでてくる、「22日」はaikoの誕生日(11月22日)、星のリング、家の鍵ってところだけど、aikoの歌詞の中にシルバーリング、星座、鍵ってのはたまにでてくる。

特に「夢のダンス」ってワードは、そのままaikoの曲名にもなってて、これも失恋ソングなんです。

自分が恋愛体質というように、aikoの歌はどこがで繋がっていることが、この深海冷蔵庫でわかるんです。

 

化け物だ。

本物のシンガーソングライターだ。

aiko自身がジャンキーだわ。

 

そこでさっき言った「島田昌典」氏の編曲でとどめです。ロックンロールの仕掛けを合わせて、最高の隠れた名曲のできあがり。どうです?伝わりました?

 

そしてそして!

aikoがなぜ!これを!まとめやベストに入れないか!

僕はその理由を考察してましたよ。

「隠れた名曲」にすべく計算している!

曲じたいアルバムの5曲目にとどめておいて、ベストアルバムにも入れないなんて、僕らaikoジャンキーが名曲だと話すことで、世の中に浮上させる為の計算だ!そうに違いない!

 

実際、ライブでは感情移入してしまい、歌ってる最中に泣いてしまうこともあるって話したし、aikoもこの曲めちゃくちゃ好きなんだよね。

 

やっぱ計算してるよ。

ここまでの考察は他のサイトにもなかったね。色々みたけどどれも似たり寄ったりだ。これをmgオガワ(団体Twitter担当)に伝えたら、気持ち悪いって言われたのもわかるでしょ?

 

と、いうわけで前後編とおして読んでくれたマニアックな方!どうもありがとうございました!

 

次回からまたカオスでマニアックな名盤いきます!

悩んでますが、Grapefruitとか?有名どころだし普通に名盤だしなぁ~。ガレージならTHE STROLLERSのfalling night downかな~どちらにしろ60年代に戻ります!

 

深海冷蔵庫はYouTubeにないので、誰かがドラムカバーした動画はります!

 

サラダバ

 

aiko 深海冷蔵庫 ドラムカバー